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プライスレス男女7人物語第12話『全体研修最終日』

 投稿者:t  投稿日:2015年 6月 3日(水)18時32分53秒
  全体での研修も最終日をむかえた。

朝5時から始まる論語学習や、朝礼、グループワーク、研修後の自由時間を経て、同期の中で知らず知らずのうちに、とてつもない絆ができていたことに気づくこととなる。

別れの時。

そう、明日以降は関西と関東に別れて研修を行うのだ。

バスが研修所に向かってくる。
だが、関東組の誰もがバスに乗ろうとしない。

そのうち、どこからともなく涙をすする音が聞こえてくる。
『これでお別れじゃない。俺達同期は一生もんや。』
と、池田が言えば、
『おう、いつかまた会おう!』
と、中島が返す。

『いつか必ず一緒に仕事をしよう!』
と、奥本が言えば、
『あたりまえだら!そんときまでたっしゃでいろよ!』
と、近田が返す。

『俺は関東組やからここで関西組とはいったんお別れや!配属が一緒になったらよろしくな!』
と、山下が言えば、
『・・・。』
無言で泣きながら頷く朝重がいる。

女子達も今までの絆を確かめるかのように、頷き、泣いている。

バスが動き出す。
関東組が窓から上半身をノリだして手を振り叫んだ。

『必ずまた会おう!!』


このとき朝重と筒井は1ヶ月後に関東の配属になり、関東組と再再会することをまだ知らない。


 
 

プライスレス男女7人物語第11話『全体研修3日目 やたらと上手い絵を描きやがる』

 投稿者:いけ  投稿日:2015年 5月31日(日)09時45分55秒
  少しずつ同期の絆が芽生えてきた。

関西、関東問わず、面白い奴は日本のどこにでもにいるものだ。


今日の講義はグループワーク。
グループで話し合いプレゼンテーションを作成。そして最後に大きなスクリーンを使って発表。

しかし、面白い奴はいくらでもいる。
いや、面白い奴しかこの会社には採用されない、と言うほうが正しいか。

やたらキャラの濃い「社長」と呼ばれる男。

「ちょっと待ったー!!」のフレーズが流行語大賞にもノミネートされたフジオという男。

数えればキリがない。

プレゼン大会では、我こそはと言わんばかりに、皆がネタを披露した。

しかし、その中で一際異才を放つ男あり。
その男はこの物語の主人公の一人でもあった。

一見真面目にプレゼンテーションが始まったかと思いきや、スクリーンにはどこか見覚えのある絵が映し出された。

クリリンだ。

やたらシュールに、やたら上手く、そして突如何の前触れも無く登場したクリリンに会場は沸いた。

そう、その男こそ朝重孝という男。
やはり、同期180人の中でも、かなりのくせ者7人が集まってしまったのである。
 

プライスレス男女7人物語第10話『全体研修2日目』

 投稿者:t  投稿日:2015年 5月 7日(木)08時41分29秒
  研修2日目。
朝5じ起床。

一同が集められ、各リーダーが点呼をとる。
『1班、全人数10人、現在10人、以上ありません。』
『2班、全人数10人、現在9人、一人体調不良のため部屋で療養中です。』
『3班、全人数10人、現在10人、いじょおぉぉぉぉなぁっっっし!!!』
中島淳である。
この点呼もまた、今後語りつがれる、名台詞となる。

そして、故郷に向かって礼!!の合図で皆故郷、家族に挨拶をすませたあと、新入社員には考えもよらない松下の教えが実行される。
両手を天に向けて、縮めていた膝をのばし、
『よいしょーっ!!』
『よいしょーっ!!』
『よいしょーっ!!』
『よいしょーっ!!』
『よいしょーっ!!』
『よいしょーっ!!』

最初は皆恥ずかしがっていたが、叙々に気持ちの良いものになっていった。

そして朝食後また、一同が集められ、約1時間の論語学習ある。
固い床にゴザを敷き、正座である。
これもまた、松下の精神を叩き込むものであった。
しかしこの論語学習が、今後の社会人人生の役にたったと言う者は一人も聞かない。

2日目の研修も修了し、大浴場に向かう朝重、奥本、池田の3人。
ここでまた、関東組と一緒になる。
近田、西崎、酒井の3人だ。
ここで寸劇が始まった。
周囲には他の同期、他の歳上の研修生も多々いるのにだ。

『痔ぃレッド!!』
『包茎ピンク!!』
『長糞イエロー!!』
『気持ちブルー』

スカトロ戦隊である。
『うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!』
浴槽のなかに潜っていた悪者怪獣役の朝重が現れる。
スカトロ戦隊が一斉攻撃をしかけるが、怪獣は倒せない!!

と、いったストーリーが永遠と繰り返えされた。

この寸劇により、奥本、池田、朝重、近田、西崎、酒井の絆は切っても切り離せないものたなった。

しかし朝重は思っていたことがある。
俺も、ヒーロー役がやりたかった。と。

そのころ、田中丈助と中島淳は一回で何本の陰毛が抜けるか、という競技に必死になっていたのであった。
 

プライスレス男女7人物語第9話『全体研修1日目』

 投稿者:t  投稿日:2015年 5月 4日(月)03時16分44秒
  数週間と言う短い期間ではあるが、滋賀県で新入社員全体での研修が始まった。

会社の狙いは、松下の精神を叩き込むこと。
しかし新入社員はまだまだ学生気分で研修に訪れていた。

初日から教官の怒号が響く。
『ちがーう!!』
『!!?』
『何度言ったらわかるの!!?ウィスキィィィ』
『ウィスキー』
新入社員が発音する。
『ちがーう!!ウィスキィィィ』
『ウィスキー』
『ち・が・う!!キー、じゃないの!キィィィ、なの!!』
笑顔の練習である。

奥本、山下、朝重、山田、筒井、木村の6人は合格点をもらったが、池田だけは合格点をもらえない。
顔の表情が固いのだ。

皆が一日目の研修を終え、夕飯を食している中、池田だけ居残りウィスキィィィだ。
一時間みっちり居残りウィスキィィィをこなした池田は、顔面がジャガイモみたいになっていた。

『やばい、俺ついていけるかな。』
弱音を吐く池田。
『大丈夫やって、同期がこんなにもおんねんからなんとかなるって!』
奥本と朝重が池田をはげます。
そんなときだった。
池田の暗い表情を一気に明るく変える出来事がおこる。

近田と西崎が、裸で廊下を走りまわっている。
『なんやこいつら、めっちゃおもろいやんけ。』
関西人の魂に火がついた。
気づいた時にはすでに奥本も裸になっていた。
しかし、この日は関東組に軍パイがあがる。
西崎の改心の一撃だ。
建物がドーナツ型になっている造りから、逆サイドの廊下も丸見えの構造となっており、6階の廊下から4階の女子の廊下にむかって、裸で窓にへばりつき、全てをさらけだして西崎は笑っている。

関東組の恐ろしさを知った瞬間だった。
しかし、この出来事から、関東組を心のどこかで下に見ていた関西人は、関東組を認めた。

この日を境に、関西組と関東組に熱い絆が生まれるのであった。

もちろん言うまでもないが、西崎がした行動は、すぐに奥本も行動に移していた。

これが俗に言う、『パクリ』である。
関西人なら、実力で西崎の上を行って欲しかった。
と思う、池田と朝重であった。



 

プライスレス男女7人物語第8話『懇親会~居酒屋北海道にて』

 投稿者:t  投稿日:2015年 5月 1日(金)22時22分48秒
  入社式を終えると、新入社員の懇親会がおこなわれた。

会社近くの居酒屋『北海道』に約100人があつまった。

取り仕切るのは西崎恒河である。

『え~本日は、こんなにも沢山の人が集まってくれて、俺、本当に嬉しかったです。』

これは後々語りつがれる、名台詞となる。

『今日は楽しみましょう!乾杯!』

『乾杯!』

皆が一斉に盛り上がる。

皆が仲良くなるのに、そんなに時間はかからなかった。

奥本と朝重は共に騒いでいた。
ビール瓶を片手に、色んな人間に絡みにかかる。
瓶ビールをもたせ、
『え?何持ってんの?』
『瓶ビール。。』
『え?瓶?瓶?ビンビンビビンビンビンビビンビン、ビンビンビビンビービビビビン♪』
と躍りながら、訳のわからないノリを何度も繰り返していた。

池田と言えば、
『ここや、ここで入社式ん時のすべった分取り返したる。俺ならできる。』

と、強く思いながらも気の小さな池田はその場を立つことができず、モジモジしている。

山下は誰とでも話し、ワイワイしている。
だって、全員に朝の挨拶し、全員俺のことを知っている。
と自信を持っているのだから。

筒井と山田は相変わらず女子の中心的存在となり、ワイワイしている。
しかし、筒井の視界の先には常に奥本の姿を逃すことはない。

木村に関していえば、すでに寝ている。

この飲み会で、7人はそれぞれ顔みしりになり、一言以上の会話をし、面識を持つこととなる。

そんな7人中6人は、次の日からの研修以降、強い絆を結ぶこととなる。

 

プライスレス男女7人物語第7話『出逢い、山田美幸と言う女』

 投稿者:t  投稿日:2015年 5月 1日(金)08時13分45秒
  入社式の休憩時間中、一際明るく、よく笑い、またノリがよく、皆の中心的な存在の女がいた。

山下の、
『チューッス!俺は山下剛史!今日からよろしくな!ニヤリ』
にも、
『おはよう!よろしくね!元気ええな~山下君』

と、目を吊り上げながら笑っていた。

また、池田のクネクネ体操も目を吊り上げながら笑って見ていた。

また、教官がぶちギレている中、足元に奥本の筆箱がおちてるのも、目を吊り上げながら笑って見ていた。

目を吊り上げながら、顔をくしゃくしゃにして笑う山田美幸の笑顔は、周りをいつも明るい気持ちにさせた。

しかしその反面、Sっけ、も持ち合わせていた。

山下への挨拶の返答には続きがあった。

『おはよう!よろしくね!元気ええな~山下君、でも朝一その挨拶ちょい暑苦しいわ!』

『お、おう、す、すまん。』
たじろぐ山下。

池田のクネクネ体操に対しても、目を吊り上げながら笑って見ていたが、一言、
『パクってるけどさっきほど受けてないやん!』

この一言で周りは爆笑し、池田は助けられた。

奥本の筆箱がおちてるのを見て、ボロボロなんは今日の身なりだけにしいや!
と、後で奥本に突っ込んでいた。

また、朝重と池田と休憩中にしゃべる機会があり、朝重が、
『俺ら大学の同級生やねん。』
と言うと、

『そーなんや!すごいな!』
と、目を吊り上げながら笑いつつ、

『だから?』
と、追い込むのであった。

しかし、山田美幸には決して悪気はなく、そんなSっけな言動でさえも、周囲を明るくした。
また、いつしかそのSっけな言動を男共は求めて行くようになる。
そしていつしか放たれる、

『ちょっとじらしただけ。』

この言葉が男共をかき回すことになる。
 

プライスレス男女7人物語第6話『出逢い、朝重孝と言う男』

 投稿者:t  投稿日:2015年 4月30日(木)22時25分30秒
  『奥本のやろう、内定者懇親会のあと電話したとき、、』
『もしもし、俺やけど、わかる?』
『え?どちら様ですか?』
『俺やん、俺。内定者懇親会の時めっちゃ仲良くなった。』
『おぉ!覚えてるよ!アサシゲ君やんな!』

『…。』

屈辱を胸に入社式に向かう朝重。

『あいつ、絶対にボコボコにしてやる。』

9じをむかえる。

『はぁはぁはぁはぁ、ギリギリまにあった。』

『…すでにボロボロなてるぅぅぅ!!』

笑いで怒りが消し飛んだ。
やはりこいつとは、メチャメチャ仲良くなれると確信する。

朝重といえば、大工大時代に池田と同級せいだ。
あまり話したことのない奴ではあった。しかし、

入社式の休憩時間中、一番前の席でその表情から、

『イカズチ!』

と近田にからかわれている池田を見て、

『こいつ、大学時代は原石か。埋もれていたに違いない。めっちゃおもろいやんけ。』

と思ったのである。

山下に関して言えば、関東出身の同期とよく話していたのを見て、

『なんやあいつ関西弁やけど関東人か?』

と疑問を抱いていたが、後に、通っていた高校のすぐ近くに住んでいたとしり、意気投合することになる。

朝重は、奥本、池田、山下に負けないくらい、グイグイ行く男であった。

そんな男4人は、今後数々の伝説、いや問題を起こす問題児の集まりであった。

 

プライスレス男女7人物語第4話『出逢い、木村泰子と言う女』

 投稿者:t  投稿日:2015年 4月30日(木)20時47分28秒
  『ちょっとちょっと、口あけたまま寝てるよ。』

『ん、ん~』

入社式中、周りは緊張から目をギラギラさせている中、ヨダレをたらしながら寝ている女がいた。
横にいたメタンと言う同期がそっと小さな声で起こしてくれる。
その度に目を開けるが、完全には目覚めないようだ。

『ちょっと、教官がみてるで。』

『君は確か木村泰子君やな。緊張から昨日の夜は寝れなかったんやな?』
『ん~ん?昨日ですか~?8じには寝ましたよ~。それより昼食は何時からですか~?』

『…。』
教官も周囲も絶句する。

『それでは、伸びでもして、目を覚ましてもらおうか。』
『ふわぁ~ぁ、それにはおよびませんよ、さっき教えてもらったやつやりましょ~、それでは皆さん起立!!準備はいいですか~、クネクネ体操!!』

『…。』

皆が苦笑いをする中、一人クネクネ体操をする木村泰子。
いや、あと若干2名が参加していたが。。

天然でかつマイペースな木村泰子は、7人の中のマスコット的キャラクターであり、癒し系の存在である。
よく笑うが8割は愛想笑いであった。
そんな初日から目立った彼女が目にとまり、木村のことが気になる男が、4人の中にいることをこの時は誰も知るよしがなかった。


 

プライスレス男女7人物語第4話『出逢い、筒井佐恵子と言う女』

 投稿者:t  投稿日:2015年 4月30日(木)08時50分14秒
  『おはよう。』

入社式前、社内で談笑する女子の中に、一際しっかりとした、アネゴ肌の女がいた。
自分が納得のいかない答えにはズバズバと突っ込み、自分の意見をしっかりと言える女は、皆から信頼を得る。
しかしその一方で、寂しがりやの一面も持ち合わせる。
そんな女は、この物語を引っかき回す存在でもあった。

皆と談笑し、9じを迎えた。

教官が壇上にたった瞬間、

ガチャ、
『はぁはぁはぁはぁ、ギリギリまにあった。ギリギリセーフっしょ。』
奥本が現れる。

『!!?あ、あの人は!!』
女は瞬時に思い出す。

…1時間前

『あ~やっぱ緊張するな~』
出勤する社会人の人混みをかき分けながら進む女の姿があった。
緊張から考え事をしていた女はあまり前が見えておらず、こわいお兄さんと接触した。

ドン、

『おい姉ちゃん、何しとんねん。肩はずれたやないか、どないしてくれんねん?』

『すみません。申し訳ありませんでした。』
『すみませんちゃうねん、どないしてくれんねん!』

女が肩を掴まれたその時、
『ちょっとお兄さんやめましょうよ、ええ大人が。』

奥本である。
たまたま通りがかった奥本は、周囲が見てみぬフリをする中、勇気をだして止めにはいる。

『お前だれや!いてこますぞ!』
『お姉さんもう行っていいよ!はよ行き!』

奥本はそう言って男の手を女から引き剥がす。

女はどーしてよいかわからず、震えている。

『ええからはよ行け!!』
奥本の声に女ははっとなりその場を走りさった。



『君、どーしたんだ?』

『こけただっけすよ!気にしないきにしない。』

『…。あのひと。』

入社式が休憩時間に入ると、女は奥本の元に走りよる。

『あ、あの、さっきの。。』
『あ、同期やったんか!?』
『ありがとう。大丈夫?じゃないやんな。』
『気にすんな!こけただけや!』
『…ありがとう。』
『これからもよろしくな!』
『よろしく!』

奥本の優しさ、器のデカさに心打たれたこの女の名は、筒井佐恵子である。

筒井佐恵子もまた、この物語の主人公の一人である。


 

プライスレス男女7人物語第3話『出逢い、山下剛史と言う男』

 投稿者:t  投稿日:2015年 4月29日(水)00時33分12秒
  入社式の1時間前、一番手で出社した男がいた。

『ふぅ~、早く着きすぎたか。しかし計算どーりや。一番乗りや。全員に俺の顔を覚えさせたる。この男前な顔を。ほんでもてたる。ニヤリ。』

この男は自分に自信を持っているよーだ。

10分後、一人の男が出社した。

『チューッス!俺は山下剛史!今日からよろしくな!』

『お、おはよう。よろしくおねがいします。』

山下の勢いに押され、あとずさる。

『なんで敬語やねん!俺らは同期やろ!?遠慮すんなや!』

グイグイくる山下に、男は苦笑いするしかなかった。

10人ほど同じリアクションが続く中、

10分後、また別の男が出社した。

『チューッス!俺は山下剛史!今日からよろしくな!』

『おはよう、おめぇ元気がいいな。関西人だら?やっぱ乗りがいいんだな。関西人は。マイドオオキニ!』

片言の関西弁を使う男は近田という男だ。

まぁこの物語の名脇役いったところか。

さすがの山下も近田の能力の高さには気づいたようだ。

『こいつ、なかなかやる。』

さらに3分後、初めての女子が出社した。

『おはよう!俺は山下剛史!今日からよろしくな!ニヤリ』

男とはちがい、鋭い眼光をおくる。

『お、おはよう。(何こいつ。あまり関わらない方がいいかも。)よろしくね。』

『(決まったな。ツヨチャンファン一人ゲット!)』

そうこうしているうちに15分がすぎ、

ガチャ、

『チューッス!俺は山下剛史!今日からよろしくな!』

『お前だれや。元気のいい小坊主やのう。山下な。覚えとくわ。一生忘れへん。』

教官だった。

山下剛史と言う男は、こんな一面を持ち合わせながらも、友情にはめっぽう熱く、たよりになる男である。

しかし、彼が残りの6人と深く交わり、この物語に登場してくるのは、もう少し後のことであった。

 

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